外国人力士
外国人力士
大相撲初場所が行われており、ブルガリア出身の新大関、琴欧州の活躍が期待されていますね。そこで今回は、外国人力士の歴史についての話題です。
外国人力士の先駆者といえば布団のCMでおなじみの、高見山大五郎です。ハワイから来日し、初土俵は1964年、新入幕は68年、最高位は関脇で、74年に幕内最高優勝しています。しかし、その後、74年に朝日山親方がトンガ国王の要請で四人のトンガ人を入門させて話題になったものの、翌年の親方急逝でごたごたし、四人は廃業、トンガへ帰ってしまったそうです。
高見山に続いたのは、82年初土俵の、やはりハワイ出身の小錦八十吉で、大関まで上り、三度優勝しましたが、91年九州場所と、一場所置いた92年春場所で優勝しながらも横綱には昇進できず、「自分は外国人だから」と発言して問題になったりしました。しかし、これは誤解であったようで、この事件以前に、優勝経験のない双羽黒を横綱に昇進させ、暴力沙汰で廃業するという事件が起きたため、協会で横綱昇進基準を厳しくした時期にたまたま当たってしまったというのが真相なようです。事実その後、日本人でも、二場所連続優勝しなければ横綱に昇進出来なくなり、曙、武蔵丸、朝青龍と外国人横綱が続きました。
その間にもいろいろな外国人力士が活躍し、カナダ出身の琴天太(86年、琴天山と改名)は日本の生活になじめず廃業、サモア出身の南海龍も、幕内力士になりながら、酒に溺れ、88年、幕内力士のまま突如廃業しています。外国人力士といえばハワイという印象がありますが、武蔵丸引退によってハワイ人力士はいなくなりました。ほかに、ブラジル出身の伯山、アルゼンチン出身の星安出寿と星誕期などもいましたが、入幕には至りませんでした。米国本土出身の、現在PRIDEで総合格闘家として活躍中の戦闘竜も短期間幕内にありました。韓国出身の春日王も現在幕内力士として活躍しています。しかし、活躍が目立つのはモンゴル出身の力士で、先駆者は旭鷲山と旭天鵬です。99年に朝青龍が初土俵を踏み、2001年に入幕するとたちまち横綱まで駆け上がり、数々の記録を打ち立てる程の大横綱となっています。
廃業していった外国人力士がこんなにもいるということは、外国人が力士としてやっていくというのは、大変なことなんでしょうね。これからどのような外国人力士が活躍するのか楽しみですが、彼らに負けることなく日本人力士にも活躍してほしいところです。

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