2008-10


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行司

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行司


 大相撲初場所期間中なので大相撲の話題です。
 最近PRIDEやK-1など格闘技イベントで、時々物議をかもすことがあるレフェリングやジャッジングですが、大相撲でレフェリーに当たる人物が行司です。 行司とは、相撲において、取組の優劣を見極め、勝者を判定する役目の人物で、勝負が決まった段階で、どちらが勝ったかを軍配を勝者に向けることによって示します。行司は力士同様各相撲部屋に所属しています。大相撲では、観戦の邪魔にならないように移動しながら、取組中に掛け声をかける・はずれたさがりを土俵の外にのける・緩んだ廻しを締め直す・水入りの場合に両者の立ち位置や組み手などを決めるなど、様々な仕事をこなさなければなりません。微妙な行司の判定に対しては、土俵下の勝負審判が異議を申し立て、物言いとなり、ビデオ判定などの協議がなされます。その他の仕事としては、番付を書く・決まり手をアナウンスするなどの仕事があります。
 相撲の歴史上、行司が専門の判定役として登場したのは織田信長の頃といわれています。元亀元年(1570)、常楽寺の相撲で木瀬蔵春庵という人物が「行司」役(当時は、「行事」)として勝負判定したことが「信長公記」に記されています。また、安土城で行われた相撲では、木瀬蔵春庵と木瀬太郎太夫の二人が行司を務めたそうです。この二人が行司家の始祖と言われています。その他の行司の起源としては、節会相撲の「立合(たちあわせ)」であるとする説もあります。節会相撲の「立合」は判定専門ではなかったようですが、相撲を立ち合わせる役割を果たしていたそうです。
 相撲が始まった頃からいると思っていた行司ですが、織田信長の時代に登場したということには驚きました。とはいっても長い歴史を持っているので、行司の仕事を知ると、その他格闘技・武道・武術の試合を見る上で参考になることがあるかもしれませんね。


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