行司家
行司家
今回は行司を務める行司家についての話題です。
現在は木村・式守両家が行司家として残っていますが、江戸時代までは、木村家・式守家以外にも岩井家・吉岡司家・吉田司家などが存在していました。木村家の木村庄之助は、大相撲の立行司の名前で、行司の最高位でもあります。木村庄之助は、式守伊之助を経た立行司で、先代の木村庄之助が引退して空位になった場合に襲名することができます。木村庄之助になると、「知進知退随時出処」と書かれた「ゆずり団扇」とも言われる軍配を受け継ぎます。通常、本場所では行司は取組を2番担当しますが、木村庄之助は結びの一番のみ担当します。例えば千秋楽に優勝決定戦が行われる場合、庄之助は一日一番の慣例があるため行司を勤めず、代わって式守伊之助が軍配を取ることになっています。もう一人の立行司である式守伊之助は、木村庄之助に次いで2番目の地位の行司で、三役格から立行司に昇格する行司が代々襲名します。余談になりますが、木村家と式守家は裁く時の所作にも違いがあり、例えば、木村家は軍配を握るとき手の甲を上に向けるのに対し、式守家は手の平を上に向けます。大相撲中継を見る機会がありましたら確認してみてください。
なお、入門時に木村(式守)家を名乗ったとしても、途中から式守(木村)家を名乗ることも可能で、入門するとまず自分の本名を名乗ることが多いが、経験を積んで、先輩行司の名や由緒ある行司名を名乗って三役格まで進み、立行司の伊之助、庄之助へと昇進していきます。
行司の世界について調べていると、判定がいいかげんということではありませんが、その他の格闘技・武道・武術のレフェリー、審判が、なんだか軽いものに感じられます。その他の格闘技・武道・武術の世界でも、相撲の行司のようなシステムを取り入れると面白そうだなと感じました。

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