当身技 5
当身技 5
当身技を重視した構成となっている、古流の形に近い、講道館柔道の「極の形」は、当初「真剣勝負の形」として十三本が制定され、更に七本を加えて現在の形になったそうです。形の作成には、古流柔術からも十七名選んで委員会をつくったそうです。当初、古流側からはかなりの反対意見が出ましたが、一般に普及しやすいかどうかを古流柔術と比較して全員一致で承諾されたそうです。
その後、「極の形」は、時代に合わないことや、術数の少なさ、技術的不備などの理由で廃れ、新しく編み出された講道館流護身術に取って代わられます。昭和三十年に完成した講道館護身術ですが、その作成には、講道館の高段者二十五名が関与し、この中には、起倒流柔術など古流柔術や柔道以外に合気道を学んだ人物もいました。
もしも「極の形」が、その後、更に改良が加えられ、当身技を含めた新しい柔術、総合格闘技として現代まで受け継がれていたら、現在行われている総合格闘技の試合はもっと面白いものになっていたかもしれませんね。

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