当身技 7
当身技 7
合気道・合気柔術は、古流柔術からみるとかなりの部分の技術が削除されていますが、仮当て(体勢を崩す事を主目的とした当身)・本当て(相手を倒すことを目的とした当身)の技術は諸流と比べても遜色はありません。古流柔術の当身技には仮当て・本当て以外にも「砕」と呼ばれる当身があります。本当ては力を浸透させるような当てで、「砕」は流儀によって解釈に違いがありますが、本当てとともに武器を使った打撃も含まれます。手に隠れるような小武器や隠武器の類は諸流に見られます。
現在の合気道では、手刀以外の当てを教える事はあまりありません。これは合気道がよどみない動きを重要視しているためだそうです。しかし、本来は相手の虚を突いた当身や、崩しに使用したりする形となっていたようです。
古流柔術と関係の深い剣術における当身は、小具足ともいわれ、柄頭・鍔などを用います。具体的な技術としては、間合いが詰まって剣による攻撃が難しくなった時などに、柄頭・鍔・鞘・鞘頭・背刀で峰打ちなどを使った当身技を使用したようです。きちんと伝承された技術として剣術に当身技が組み込まれていたようです。

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