南派武術・南拳 2
南派武術・南拳 2
洪家拳は、長橋手、短橋手が混合した武術ですが、古い形のもの程、短橋手の傾向にあるそうで、「硬(沈)橋硬馬」ともいわれ、素朴で、力強く、多彩な手技を用います。足技は、比較的少ないとされていますが、精妙な歩法には、高度の技術を要する多彩な技法が含まれています。また、大きな特徴のひとつとして、発声助勢といわれる呼吸、発声法に関する技法があり、発勁時には大きな気合を用います。
洪家拳の始まりについては定かではありませんが、有力な説としては三つあります。一つ目は、福建省(あるいは、広東省花県)の茶商で、後に少林寺(福建)に入山し、福建省九連山(あるいは広東省九龍山)に福建少林寺を建立したとされている少林五老の一人、至善禅師の弟子になり、少林虎拳を修め、一派を成したといわれている洪 熙官を始祖とする説、二つ目は秘密結社「洪門」からとする説、三つ目は福建少林僧 覚因和尚から鉄線拳を伝えられた鉄 橋三系を指す説の三つです。資料として残っているものは鉄 橋三系ですが、いづれの説にしても、反清複明の拠点であったとされている「福建少林寺」に源があるようです。

[PR] 当たる?!当たる!!現金100万円のビッグチャンス!!
スポンサーサイト