一刀流 2
一刀流 2
一刀斎は、中条流の鐘捲自斎に剣術を学び、妙剣、絶妙剣、真剣、金翅鳥王剣、独妙剣を授けられたとされています。その他にも、愛人に欺かれて刺客に寝込みを襲われ、逆襲したときに生まれたという秘大刀「払捨刀」、刃引・相小太刀・越身、鶴岡八幡宮に参籠して無意識のうちに敵を斬り、悟りを得たという「夢想剣」などの極意を自ら編み出しています。その後、一刀斎は諸国を遍歴しながら名のある剣士と33度勝負し、一度も敗れることは無かったそうです。
ある程度まともな武家出身の武士が創り出した他の戦国時代の流派に対して、一刀流が、無駄な技巧を排除した剛直な剣技であったことは、一刀斎の出自が定かでなく、余分な形式美にこだわる必要が無かったということに関わりがあるのかもしれません。全ては「剣にあり」…この考え方は、彼の門弟、御子神典膳にも受け継がれました。

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かつて火盗改長谷川平蔵の同心として活躍した斎藤新九郎は、盗人たちが恐れる存在だ。ある日、一刀流皆伝の腕を見込まれた新九郎は、平岡美濃守頼長より、将軍家斉の密命を受けることになる。だが、密命の内容は、伊能勘解由率いる測量隊の護衛という意外なものであった。測量隊に何か秘密が隠されているのか?新九郎らを襲う盗賊の刃。その凶刃は、伊能を狙うものなのか。一刀流の閃光が悪を斬る、書き下ろし時代長篇。
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