ムエタイ
ムエタイ
K-1などにも登場し立ち技最強とうたわれるムエタイの歴史は長江文明より始まったといわれており、古代の「相撲」との関連が深いようです(ここでいう相撲とは日本相撲ではありません)。長江文明の時代、原始的な力くらべから発生した「相撲」は、軍事的な格闘術、占いや祈願のためにも行われるようになりました。古代の「相撲」は地域によって、蹴り、拳、ヒジ、ヒザによる攻撃が認められていたそうです。古代の「相撲」には自然崇拝から始まった神事を取り入れているものが多く、「ムエタイ」にも試合前に神聖な「ワイクルー」を踊るという形で自然崇拝のなごりが見られます。また、勝敗の判定基準で、殴り合いよりも「首相撲」で優位だった方が勝つという外国人にはわかりづらいルールも、原点は「力くらべ」から発生した「相撲」の一つとして「ムエタイ」をとらえれば、容易に理解でます。打撃技だけでなく、組み付いての攻防を含めてムエタイという格闘技術が成り立っているということで、首相撲がただのクリンチワークではないということでしょう。現在の「ムエタイ」は、西洋の「ボクシング」と蹴りの格闘技ではなく、古代の「相撲」にグローブを着けた格闘技であるといったほうが近そうです。その後、中国大陸の南部にいた民族に少林拳が伝わり、その技術を吸収して、「ムエタイ」の原型である「古式ムエタイ」が誕生したようです。ミャンマー人の祖先においては、「ラウェイ」(「ムエカッチュ―ア」)の始まりとなります。「古式ムエタイ」はタイが経験してきたその後の戦争の歴史の中で次第に改良と洗練がなされ、また厚く信仰される仏教とも結び付き、タイ人が誇る「ムエタイ」(「ムエ」は格闘技、「タイ」はタイの国)となったそうです。
大陸の文化の変遷は日本のそれと比べるとダイナミックな感じがします。私はムエタイは中国武術が中心となって発達した格闘技だと思っていたので、組技の格闘技から進化したということに驚きました。調べてみないとわからないものです。
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